【2021年最新版】Instagram広告の入稿規定とクリエイティブ作成のポイント
YDN・GDN・LINE・Facebook・Instagram・Twitter等の広告は媒体によって特性や入稿ルールが異なります。中でも「Instagram広告」について、
「Instagramで広告を出したいけど、どうすればいいかわからない」
「Instagram広告のルールがややこしくてわからない」
「Instagramにおいて効果的なクリエイティブを作成する方法を知りたい」
「Instagram広告のCTRやCVRを高めたい」
といったお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
この記事では、Instagram広告フォーマットの種類や入稿規定といった基礎知識と、Instagram広告の効果的なクリエイティブ作成のポイントを紹介します。是非参考にしてください。
目次
Instagram広告フォーマットの種類と特徴
Instagramのバナー広告には、以下の6つのフォーマットがあります。
・画像広告
・動画広告
・カルーセル広告
・コレクション広告
・ストーリーズ広告
・発見タブ広告
まずはそれぞれの特徴と入稿規定について詳しく見ていきましょう。
画像広告
画像広告はInstagram広告の中で最もシンプルなフォーマットです。正方形または横型のフォーマットで表示されます。魅力的な画像を使用することによってユーザーを惹きつけることができます。
ファイル形式:jpg、png
最大ファイルサイズ:30MB
ピクセル数:
・正方形‐最小600×500px
・横型‐最小600×315px
・縦型‐最小600×750px
アスペクト比:
正方形‐1:1
横型‐1.91:1
縦型‐4:5
キャプションの最大文字数:2200文字
最大ハッシュタグ数:20
動画広告
画像広告と同様に、正方形または横型のフォーマットで表示されます。ビジュアルや音、動きで商品やサービスの魅力やストーリーを伝えることができます。
ファイル形式:MP4、MOV等
最大ファイルサイズ:4GB
アスペクト比:
正方形‐1:1
横型‐1.91:1
動画の秒数:最短3秒~最長60秒
キャプションの最大文字数:2200文字
最大ハッシュタグ数:30
カルーセル広告
ユーザーがスワイプすると複数並んだ画像や動画を使用切り替えることができる広告フォーマットで、ブランドのストーリーを伝えるのに最適です。正方形または横型のフォーマットで表示されます。画像や動画は最大5枚まで同時に投稿できます。画像と動画を組み合わせることによって商品やサービスの魅力を伝えることができます。
ファイル形式:jpg、png、MP4、MOV等
最大ファイルサイズ:画像1枚につき30MB、動画1つにつき4GB
ピクセル数:
・正方形‐最小600×500px
・横型‐最小600×315px
アスペクト比:
正方形‐1:1
横型‐1.91:1
画像・動画の枚数:最小3枚~最大10枚
キャプションの最大文字数:2200文字
最大ハッシュタグ数:30
コレクション広告
複数の画像や動画を組み合わせてユーザーにアプローチできる広告フォーマットです。正方形または横型のフォーマットで表示されます。ビジュアルのもつ力を駆使してターゲット層に訴えかけることで、商品やサービスの発見、閲覧、コンバージョンにつなげることができます。
ファイル形式:jpg、png、MP4、MOV等
最大ファイルサイズ:画像1枚30MB、動画1つ4GB
ピクセル数:
・正方形‐最小600×500px
・横型‐最小600×315px
アスペクト比:
正方形‐1:1
横型‐1.91:1
画像・動画の枚数:最小3枚~最大10枚
キャプションの最大文字数:2200文字
最大ハッシュタグ数:30
ストーリーズ広告
ストーリーズは毎日5億人のユーザーに利用されています。モバイル画面いっぱいに表示されるストーリーズ広告は、無駄のないシンプルなキャンバスが特徴です。Instagram広告の中で最も、ストーリーズ広告は画像や動画のもつビジュアルの力を最大限に生かすことのできるフォーマットと言えるでしょう。
ファイル形式:jpg、png、MP4、MOV、GIF等
最大ファイルサイズ:画像は30MB、動画は4GB
ピクセル数:最小600×1067px
アスペクト比:9:16(9::16以外の場合は余白ができます)
動画の秒数:1~15秒(画像は5秒間の表示)
最大ハッシュタグ数:30
発見タブ広告
Instagramの発見タブは、フォローしている人や「いいね!」した投稿などに基づいて、まだフォローしていないアカウントがシェアしたコンテンツが表示されます。興味関心に基づいて、ユーザーがまだ見たことのない新しい情報を発見できる場所となっています。発見タブ広告は、新しいものを積極的に求めているユーザーにリーチできるフォーマットです。
ファイル形式:jpg、png、MP4、MOV等
最大ファイルサイズ:画像1枚30MB、動画1つ4GB
ピクセル数:
・正方形‐最小600×500px
・横型‐最小600×315px
アスペクト比:
正方形‐1:1
横型‐1.91:1
画像・動画の枚数:最小3枚~最大10枚
キャプションの最大文字数:2200文字
最大ハッシュタグ数:30
Instagram広告クリエイティブ作成の7つポイント
1.画像や動画の質にこだわろう
2.動画は15秒以内にまとめよう
3.キャプションでは言いたいことを先頭に持ってこよう
4.音声がありでもなしでも楽しめる動画を作成しよう
5.ハッシュタグを有効活用しよう
6.適切なアクションボタンを選択しよう
1.画像や動画の質にこだわろう
Instagram広告の特徴は画面幅いっぱいに画像や動画を表示できるということ。
画像や動画の品質がパフォーマンスの良し悪しを左右します。
とはいえ必ずしもプロが撮ったものを用意する必要はありません。最小ピクセルサイズ要件を確認し、できる限り解像度の高い画像を使用しましょう。
魅力的でインパクトのある写真や動画を使用することでユーザーの興味を引くことができます。「製品を使用している写真」「サービスを利用している動画」など、商品やサービスによって顧客が得られるメリットを訴求し、オーディエンスの想像をかき立てるようなものを選ぶとより効果的です。
2.動画は15秒以内にまとめよう
動画の表示時間は最大120秒となっていますが、長い動画はInstagramでは好まれません。特にストーリーズ広告は15秒単位で表示されるため、その15秒でいかにユーザーの心を掴めるかがカギとなります。やむを得ず15秒以上の動画になってしまっても、冒頭が魅力的であったり、続きが気になるように工夫したりすることで効果は発揮できるでしょう。
3.キャプションでは言いたいことを先頭に持ってこよう
Instagramフィードの場合
キャプションは最初の2行目以降は「…続きを読む」というように省略される仕様になっています。ユーザーが「…続きを読む」をタップしなければ、全文表示されません。そのため、最初の2行に最も伝えたいキーワードや訴求点、ユーザーにとってのメリット等を書くようにしましょう。
Instagramストーリーズの場合
ストーリーズではキャプションは6行まで(全角で115文字)が表示される仕様になっています。フィードより多めに表示されますが、ユーザーの目に留まるのはやはり最初の1~2行です。表示される文字数が多くなっても、最も伝えたいキーワードや訴求点、ユーザーにとってのメリット等はなるべく先頭にもってくることで、ユーザーの興味を引きやすくなります。
4.音声ありでもなしでも楽しめる動画を作成しよう
製品の特徴や使用方法、ブランドのストーリーなど、画像より動画の方がわかりやすく伝えられる場合もあります。動画ならではの「音声」を活かして相乗効果を生むことも期待できるでしょう。
ですがストーリーズでもフィードでも、音声なしで動画を再生するユーザーが多くいます。優れた動画広告は音声なしでも楽しむことができ、広告の意図がユーザーに伝わるデザインになっているという特徴があります。字幕を付けたりテロップを挿入することも効果的です。音声ありでもなしでもユーザーに伝わるようなインパクトのあるクリエイティブを作成することで動画広告の効果を最大限に発揮しましょう。
5.ハッシュタグを有効活用しよう
キャプション内ではハッシュタグを使うことができます。ハッシュタグを使うということはユーザーをリンク先以外のページへ遷移させたり、他の投稿へ誘導したりする可能性もあるでしょう。しかし、逆をいえば話題のキーワードを入れることでより多くのユーザーの目に留まったり、そのキーワードに興味を持っているユーザーへアプローチすることが可能になります。また、製品やサービス、ブランドのハッシュタグを使用することで、自社のことをより詳しく知ってもらうためのきっかけになるでしょう。
6.適切なアクションボタンを選択しよう
広告を出稿する際に、リンク先へ遷移させるためのアクションボタンを設置することができます。アクションボタンがなくても遷移させることはできますが、ユーザーの行動を促すためにも設置することをおすすめします。
アクションボタンの文言は「詳しくはこちら」「購入する」「予約する」「ダウンロード」「お問い合わせ」などさまざまです。コンバージョンやターゲットに合わせて選定しましょう。
▶CTAボタンに関する記事はこちら
7.広告を公開する前に必ずプレビューで確認しよう
広告を作成した後や編集中に、オーディエンスにどのように見えるかをプレビューで確認することができます。公開する前に、必ず確認するようにしましょう。どの画像を使用するのが効果的か、どの広告フォーマットが適切か、複数のパターンを実際に試して公開する広告を検討することでよりよいクリエイティブの作成に繋がります。迷った場合は複数のパターンでABテストをするのも非常に有効です。
▶ABテストに関する記事はこちら
まとめ
いかがでしたか?Instagram広告には複数のフォーマットがあり、訴求したい内容やターゲットによって使い分けることができます。それぞれのルールや最適なサイズ等を守りつつ、本記事で紹介した7つのポイントを意識して効果的な広告クリエイティブを作成しましょう。